I.天然水によく含まれる5つの不純物
- 電解質は荷電粒子を含み、一般的な陽イオンにはH+、Na+、K+、NH4+、Mg2+、Ca2+、Fe3+、Cu2+、Mn2+、Al3+などがあり、陰イオンにはF-、Cl-、NO3-、HCO3-、SO42-、PO43-、H2PO4-、HSiO3-などがある。
- 有機酸、農薬、炭化水素、アルコール、エステルなどの有機物質。
- 粒子状物質
- 微生物
- 溶存ガス：N2、O2、Cl2、H2S、CO、CO2、CH4など。
II.いわゆる浄水とは、これらの不純物を取り除くことである。不純物が徹底的に取り除かれれば取り除かれるほど、水質はより純粋になる。
- 蒸留水：蒸留して濃縮した水
- 脱イオン水：水を陽イオン交換樹脂（スチレン系強酸性陽イオン交換樹脂が一般的）に通し、水中の陽イオンを樹脂に吸着させ、樹脂上の陽イオンH+を水中に置換し、水中の陽イオンと対応する無機酸を形成する。
- 高純度水：化学的純度が極めて高い水を指し、主に生物学、化学、冶金、航空宇宙、電気などの分野で使用される。
III.精製水の分類
- 高純度水とは、25℃における導電率が0.1μs/cm以下、残留塩分が0.3mg/L以下で、非誘電性の微量細菌、微生物、粒子などの不純物が除去された水を指す。調製方法は蒸留、膜分離、イオン交換、滅菌など。主に電子工業、マイクロエレクトロニクス工業、食品工業、製紙工業、医薬工業、電子工業、原子力工業などで使用されている。
- 超純水の抵抗率10MΩ*cm（25℃）。使用温度が25℃の場合、抵抗率の理論上の最高値は18.25MΩ/cmに達する。実際の超純水装置オンラインテストの最高値は18.2MΩ/cmです。
- 純水比抵抗 0.1×10^6 Ω/cm（25℃、蒸留水試験データ、純水は理論上非導電性）
